今週も春の強風と共に動いた毎日だった。

手伝っている団体の大きなイベントリリースのお願いに
知り合いのマスコミ諸氏との再会週間。

「去年のお正月以来かな。こちらの話は後回し、まずはそっちの近況を聞かせてよ」

念願の編集委員になったものの今夏に定年退職を控えたHさんは、ベテランらしく質問攻めで、わずか30分だったけどコーヒーが醒めてしまうほど。

「何が良いことで何が悪いことなのかわからないから、娘を叱れないんです・・」

この人のどこからこんな巧みな文章が、と思わせられるI君は、6年ぶりで落ち着きがなかったけど、3杯目のビールを空けるころにはすっかり饒舌さを取り戻し、携帯メールを交換して4月の飲み会を約束して改札口へと。

「新宿3丁目は女性を歓迎してくれないよ」と言っても、「大丈夫。やっぱり○さんはジェンダーフりーの人だった!」と大喜び。・・確かに私、「男前」と言われますけど・・??。

「晩飯に付き合うかね?・・まだちょっと早いけど」「はーい!!」

大喜びで別館にあるタテルヨシノのお店に向かったけど、残念ながら6時開店。
7時半から打ち合わせを控えていた私は、泣く泣く隣の和食処へ。でも春野菜満杯のお懐石は優しい味で、母の同級生の弟さんで地方紙の社長を務めるおじ様との会話も弾ませてくれた。

「去年なら編集長だったのでもっと大きなページを使えたのですが、今は新しい雑誌をやってるので。でもこの半ページ企画でよければ、すぐに僕が書きましょう」

夫の友人ながら経済誌を背負ってるような活躍ぶりのYさんも好意的で、わずか20分の資料持参での説明だけで来週の取材を決めてくれた。

来週はあと2件のアポイントが待っている。

私は、滅多に頼みごとをしない。

でも効果的で必要だと感じたら、躊躇はしない。

ヒトとヒトとは基本的に対等だと思っている私は、

「アザナエル縄」のような人生の中で生きていると確信しているから。

そしたらやっぱり

こんな気疲れの多い週の終わりにはご褒美のようなデートが待っていた。     

ご飯は、行きたかった夜景を見ながらの評判の中華。

初めてのお店だったけど、前菜のチョイスがうまく行き過ぎてメインは軽め、〆の麺は半分ずつ。

彼の大好物の香港式焼豚・スパーシーくらげ和え・緑豆ゼリーの胡麻ソース・海老とマンゴーの紙包み揚げ・揚げ豆腐の野菜五目煮・牛肉とセロリの軽め炒め・中国山椒たっぷりのジャージャー麺。

ビールで乾杯、ロゼシャンパンと白ワインは一杯ずつにして、やっぱり紹興酒ロック。

人込を縫うようなお部屋までの帰り道は、手をつなげなくて残念だったけど、

綺麗な月を見上げることを忘れるぐらい見つめ合って急ぎ足の夜。        
     
                     
              
    

コメント

海晴さくら
海晴さくら
2006年3月20日0:30

再会週間、お疲れ様でした〜。
私なら、こんなにたくさんの人と会ったら、ぐったり疲れてしまっているかも
緑豆の・・・、海老とマンゴーの・・・、どれも美味しそう(^-、^)

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