780

2004年12月26日
「780号室」と繰り返しながら、彼の待つ部屋へやっとたどり着いたのは、確か夜中の一時。

待ってた彼は、ドアを開けて、ぎゅうと抱きしめて、眼を覗き込みながらベットへ倒れ込んで、「服を脱がせて・・」と。

完璧な酔っぱらいのカップルだ(苦笑)

0次会から3次会まで、14人での怒濤のような7時間半、良くしゃべって、よく飲んで・・・。

幹事の大役は無事終えたけど、立ってられないぐらいの疲労感に「じゃあ、お先にね・・」とタクシーに乗り込み、ちょっと道草、ふーう。

4次会を楽しんでるかも、と彼に電話したのはそれから20分後。

「何処にいるの?もう部屋で待ってるよ。早くおいで」

でも、逢った途端、二人ともほとんど正体がないわけで・・(苦笑)

なんだかいつもの困ったメールのように、突っかかりたくなったけど、ちゃんと服を脱がせて、顔を熱いタオルで拭いてあげた・・ような気がする。

一人でシャワーして戻ると、小さな包みを渡された。

「ウィンドウから呼んでたんだよ」

お気に入りのプレゼントを見つけてきた時の、いつもの彼の言葉。

アルコールで素直に(?!)なってた私は、うーんとうれしくなって、彼の隣で良いコで眠った。

右手は左手と、左手は右手と、ずっと指を絡めたままで。

まるで、一個の輪のように。

   

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