思い出にしなければならない方が二人増えた。

一人は物書き兼バーのマスター、56歳、30歳過ぎの若い奥さんを残して、4年間の病との闘いの後で。
もう一人は声楽と織物とワインを愛していた元PTA仲間、48歳、ダンナ様と高1の一人息子を残して、誰もが信じられない突然の出来事で。

大きな運命の前には、余りにも無力なヒトという存在・・・
でも、だからこそ、誰のせいにもせず潔く自分で責任をとりつつ、
哀しみも切なさも、
幸せも歓びも。

彼と過ごす時間たちは、かけがえのない生きている証。
一緒に過ごす大切な時間はあっという間に過ぎ去るけど、無くなる訳じゃ無いから。

それはちょうど、
艶やかに光る薄い絹糸を織って、幾重にも幾重にもそっと重ねて・・
一番素敵で、一番似合う布が出来上がるはずと信じてる。

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