クローズ

2006年11月29日コメント (2)
眠った彼を起こさないようにそっと部屋を出て降りたロビーで、一面の雪景色と吹雪に茫然と立ち尽くしたのは3年前。

部屋に彼を残し飛び出して街をさまよい、電話の声に恋しくてたまらなくなって舞い戻ったのは去年。

「四川風炒め」の宝石のような茄子は、お気に入り中華のベスト3に入る。

そんな思い出がいっぱい詰まったホテルが今月限りでクローズ。

「忙しくて無理だよ」と言っていた彼の「予約したよ!」で実現した昨日のお泊りデート。

アウトして、もう一目だけと振り返った時に、

こんな一時のすべてが、いつかは思い出になるのだ、と確信した。

だから今夜は、心もクローズ。

早く夢に逃げ込もう、っと。

原始的な・・

2006年8月6日
タクシーで駅前でピックアップして遅めのランチ。

(予定より1時間遅れでチェックインしたから、レイトアウトまで23時間の二人だけの部屋)

お気に入りのバブルバスで泡モノを1杯

昼寝

イタリアンディナー

夜寝(?)

ルームサービスで和食

昼寝

チェックアウト

ラウンジで遅めのランチとあれこれ3杯とおしゃべりと笑顔

バイバイの投げキッス

・・食べて・愛し合って・寝て。

・・・こんな原始的なデートで、疲れ切っていた彼に精気が戻った。

「ホントに生き返ったよ」この笑顔が好き。


そして、すぐに日常生活。

明後日からはいつもの両親のためのメイド稼業、2週間。

強烈な太陽に負けないぞ。

       

メール

2006年7月29日コメント (2)
「父上も母上も大喜びされたでしょ、良かったね。
 ‥でも‥やっぱりイヤだ!!!」

年に一度の一家揃っての里帰り中の彼へ。

たった4日間だけど、

シクシクする心と

そんな心の自分を吹き飛ばすために、

ジムがある!!‥‥?

来週のお泊りデートがある‥‥!!

          
        
まずはサルサ・アボカド・マヨネーズ3種のソースで食べるナチョス‥若い時の2年余を西海岸で過ごした彼の大好物。

バリバリ・パクパクで、山盛りナチョスがどんどん征服されていく。

ビールは部屋でお風呂に入りながら飲んだから、白ワインがご希望‥よく冷えたピシッとキレる軽めの白らしい。

じゃあ、樽香が少ないフュメブランかヴィオニエでしょうとワインリストを探して‥お手ごろ値段のソノマのフュメブラン。

シェフズチョイスのオードブルには「生ハムを入れてね」とお願い‥サラミとキッシュとサーモンもあっという間に片付いていく。

見つめ合って、しゃべって、飲んで‥テーブル下の左手が私の膝を撫でている。

メインは佐賀牛100%のアメリカンサイズのハンバーガー‥胸もお腹もいっぱいになってきてるから、シェアでいいよね。

せっかくだから赤ワインを一杯‥レーヴェンスウッドのジンファンデルがいいな、品切れならメルローでもオッケーだけど。

一服して、会話が途切れて見つめ合う一瞬が合図‥そろそろ二人きりになりたいから、お部屋に急ごう。

・・・・・・・

一週間前とは思えないほど、手の温かさも囁く声も優しい眼差しも、全部残っていて

だからこそ、今の不在が不思議で

息を止めたくなるほどの寂しさが押し寄せてくるこの瞬間が、ある。

              





               

10時08分

2006年6月21日コメント (1)
改札前で心配顔の彼を確認して大急ぎで自販機。

前の男性の手際悪さにイライラしつつも

何とか購入し、改札からホームへと駆け上がった。

10時06分、セーフ。

あと2分で、バカンスがスタートだ。

***********

「今日は泣かないから・・」

そう言って乗り込んだ新幹線は、10時08分東京着。

「ちょうど84時間だったんだね」


お天気や数々のラッキーにも応援され、キラ星のような笑顔と言葉がちりばめられた84時間。


日常からサクッと切り取った幸せな時間だと思ったけど

彼の日常が垣間見えた瞬間も・・

幸せと不幸せが

スノーグローブのように舞い上がって 

私の心を覆いつくしている。

       
記録延ばすぞ!と

一週間に4つ目の日記。

でも、もう明日の肌のために、おやすみなさい。

  

誘い

2006年5月15日コメント (3)
6月、緑濃い北への旅の誘い。

仕事をはさみ3泊の旅。

温泉もドライブも、と。

楽しくないはずがない。

でも、

帰りの新幹線、真っ暗な外を見るフリをしながら、

涙をこらえる私が、もう窓に写ってる。





      
いつもよりたくさんの「愛してるよ」「逢いたかったよ」

長い連休後で私の笑顔が少ないから?

猛烈アタックのおじ様が気になるから?

そう、すごくご機嫌悪いの。
当たり前でしょ。

でも、山菜のてんぷらも玉こんにゃくも米沢牛もおしん餃子も久しぶりの日本酒も、やっぱり美味しい・・・二人で食べると。

言葉がどんどん湧いてきて、いつの間にかいつもの私に戻ってる。

見つめてる瞳に、しっかり視線を絡める私になってる。

う〜ん、悔しい。

              

弾み

2006年5月10日コメント (1)
そうなの、弾まない、なんだか。

15年(!)ぶりのジム通い始めたし

仕事もイベント準備ボランティアもしっかりこなして

茂木健一郎さんにフンフンと頷き、桐野夏生さんの新作はもちろん一気読み

ちょっと?で観ていなかった「キングダム オブ ヘブン」は思いがけず20年前の中央アジアを思い出させてくれたし

グラッパはやっぱり熱く

明後日には10日ぶりのデート、と

平穏な日常生活が営まれていることは確かだけど。

丸く膨らんだ気持ちが、同じ高さまで、あるいはそれ以上に弾んでこない。

でも、これも一種のスランプか、とクールに見つめられるから大丈夫。

         

「スイスイ」

2006年4月11日
7年ぶりに再会した、お気に入りの5歳年下の男のヒト。

数学完敗でダメだった第一希望の学部の卒業生。

「もしかしたら、院生のお姉さんと新入生として付き合ってたかもしれませんね・・!」

私もそんな気がする(笑)

お互いに今の悩みも伝え合い、またね、と別れた後で送ったメールの一言。

「・・何はともあれ、○クン、スイスイ元気で生きて行ってね」

「スイスイか、いい感じですね!」

そう、自戒を込めて自分にも贈りたい言葉。

堰も急流もあるけどね、

スイスイ。

呪文のように唱えてみよう。

スイスイ。

できれば上を向いて、明るく

スイスイ・・♪・・ね。


         



       
今週も春の強風と共に動いた毎日だった。

手伝っている団体の大きなイベントリリースのお願いに
知り合いのマスコミ諸氏との再会週間。

「去年のお正月以来かな。こちらの話は後回し、まずはそっちの近況を聞かせてよ」

念願の編集委員になったものの今夏に定年退職を控えたHさんは、ベテランらしく質問攻めで、わずか30分だったけどコーヒーが醒めてしまうほど。

「何が良いことで何が悪いことなのかわからないから、娘を叱れないんです・・」

この人のどこからこんな巧みな文章が、と思わせられるI君は、6年ぶりで落ち着きがなかったけど、3杯目のビールを空けるころにはすっかり饒舌さを取り戻し、携帯メールを交換して4月の飲み会を約束して改札口へと。

「新宿3丁目は女性を歓迎してくれないよ」と言っても、「大丈夫。やっぱり○さんはジェンダーフりーの人だった!」と大喜び。・・確かに私、「男前」と言われますけど・・??。

「晩飯に付き合うかね?・・まだちょっと早いけど」「はーい!!」

大喜びで別館にあるタテルヨシノのお店に向かったけど、残念ながら6時開店。
7時半から打ち合わせを控えていた私は、泣く泣く隣の和食処へ。でも春野菜満杯のお懐石は優しい味で、母の同級生の弟さんで地方紙の社長を務めるおじ様との会話も弾ませてくれた。

「去年なら編集長だったのでもっと大きなページを使えたのですが、今は新しい雑誌をやってるので。でもこの半ページ企画でよければ、すぐに僕が書きましょう」

夫の友人ながら経済誌を背負ってるような活躍ぶりのYさんも好意的で、わずか20分の資料持参での説明だけで来週の取材を決めてくれた。

来週はあと2件のアポイントが待っている。

私は、滅多に頼みごとをしない。

でも効果的で必要だと感じたら、躊躇はしない。

ヒトとヒトとは基本的に対等だと思っている私は、

「アザナエル縄」のような人生の中で生きていると確信しているから。

そしたらやっぱり

こんな気疲れの多い週の終わりにはご褒美のようなデートが待っていた。     

ご飯は、行きたかった夜景を見ながらの評判の中華。

初めてのお店だったけど、前菜のチョイスがうまく行き過ぎてメインは軽め、〆の麺は半分ずつ。

彼の大好物の香港式焼豚・スパーシーくらげ和え・緑豆ゼリーの胡麻ソース・海老とマンゴーの紙包み揚げ・揚げ豆腐の野菜五目煮・牛肉とセロリの軽め炒め・中国山椒たっぷりのジャージャー麺。

ビールで乾杯、ロゼシャンパンと白ワインは一杯ずつにして、やっぱり紹興酒ロック。

人込を縫うようなお部屋までの帰り道は、手をつなげなくて残念だったけど、

綺麗な月を見上げることを忘れるぐらい見つめ合って急ぎ足の夜。        
     
                     
              
    

風林火山

2006年3月11日
武田信玄のことじゃない。

目を覗き込みながら近づいてくる、その疾(はや)きこと風の如く

抱きしめて離さない、その徐(しず)かなること林の如く

いつもと同じ二人だけの時間、侵掠(しんりゃく)すること火の如く

「離れられるはずない、大ばかだね」と、動かざること山の如し。

別れを告げた時の彼は、戦国武将よりずっと有能だったのです・・・

そうなの、明日ちゃん。


       

一晩中

2006年2月12日
どこかが触れ合ってるって、なんたる幸せ!

ガオガオ眠りだから、耳元の「愛してるよ」は少なくなったけど、

寝返りうちながら、

指を探す指

引き寄せられる胸

絡まる足

最愛の人は、温かくて柔らか。

シガーのくすんだ香りもラムの甘い香りも

心の中にまで沁みこむような、幸せな一夜。
お帰り、と迎えてくれた友達の多くが

デートの、食べ物・飲み物メニューを楽しみにしていてくれたことがわかったので、謹んでご報告。

先週は、入谷のおおとり神社お参りとすき焼きデートの段取り。

昨年の二の酉、あまりの人の多さにギブアップして
新しい宝船を手に入れただけで退散したのでその続き。

(お泊り温泉デートの帰りで疲れていたの・・明日ちゃん、まりんちゃん、あの時です!)

でも、なんと○喜も○半も○んやも全部アウト!

結局、○頭屋さんに。

オードブルの盛り合わせに、フルートトマトのバジルソース。

ビールは一杯だけにして、メルロー50%の少し軽めのボルドー赤を一本。

お肉は、網焼き。

鮫肌でおろした山葵や柚子胡椒なら、霜降りのお肉は最高。

仕上げはヘネシー2杯ずつ。

相変わらず飲んベーのカップルですが、半年前に比べると

食後酒2杯分、弱くなったかな。

      
ごめんなさい。
風と共に去ったわけではなかったけど、6ヶ月の行方不明。

雪に感謝。
困ったようなうれしいような気持ちを分かち合いたくなって出現(笑)。

でも、明日の氷には要注意。

私は・・・基本的には変わらず、ビルを見上げながら歩く日々。

幸いなことに、メイド稼業に南へ飛ぶことは随分少なくなったよ。

異空間

2005年7月18日コメント (2)
 
澄んだ空気と拡がる海からの照り返しのせいか、故郷の太陽は、相変わらず、強烈で容赦なく、

出たり入ったりだったのに、鼻の頭と頬がひどく赤くなって、

何度も洗顔して日焼け止めを塗り直して、しっかりパック。

この東京の暑さが、優しく感じられるほどの刺激。

そんな異空間で過ごしたせいか、この1週間は、何倍にも感じられるほど長くて、

彼が恋しいようで、恋しくない。

恋しくないようで、恋しい。

う〜ん、不思議。

     

   

飛びます

2005年7月11日
また明日から、西へ、故郷へ。

しばしメイド稼業。

来週は、彼が飛びます。

もう少し西へ。

だから、今夜は

5時間だけの二人きりの時間。

あんまり突っかからないようにしよう、っと。

時を味方にしなくちゃね、こんな恋は。

      

自分への、ご褒美

2005年6月28日
あれもこれも、と追われる毎日、ついつい欲張る毎日。

今日はそんな頑張りへのご褒美、

一足先にインして、しばしひとりで過ごすつもり。

ビルを横目に、ビールとバブルマッサージのバスタイム。

読みそびれていた新聞の束も忘れず持っていって、パックしながらチェック。

もう少しで読み終わるあの本を読みながら、メールを待とう。


イタリアンの予約は19時だから、たっぷりの、自分だけへのご褒美。

美味しいご飯と二人きりの時間は、二人へのご褒美。



      



     

幸せな20時間

2005年6月15日
新しいホテルの、ちょっとよそよそしい賑わい

タワーと夜景を見ながらの、お風呂でビール

ワインと、ミニチュアボトルのジン・ラム・スコッチ・ブランデーのたくさんの空き瓶

「逢いたかったよ・・」

「こんなゆっくり満ち足りた気分は久しぶり・・」

そして、別れた直後のメールは

「まだ幸せでいっぱい!」

私も同じ気持ち。

    
闇のない夜を、たったひとりで彷徨う。

数え切れないヒトと眼が合うけど、心はますます凍えていく、夜・よる・夜。

六本木・十番・西麻布・銀座・・・

そんな夜を過ごしたのは貴方だけじゃない、と伝えたくて。

きっと今も、そんな夜の中の貴方へ。                              

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